みん映2022
今年度のみん映は
「くじらびと」推し!
「くじらびと」推し!
みらのらの自主上映会プロジェクト「みんなの学びの映画会」(略して「みん映」)は、昨年度に引き続き、井原市地域活性化補助金の事業として採択されて、今年度も補助金を活用させていただきながら活動しています。今年度は、ドキュメンタリー映画「くじらびと」の上映に向けて取り組んでいます。
映画「くじらびと」
“生きること”の本質に触れるドキュメンタリー
インドネシア・ラマレラ村。人口1500人の小さな村。住民は互いの和を最も大切なものとし、自然の恵みに感謝の祈りをささげ、言い伝えを守りながら生活をしている。中でもラマファと呼ばれるくじらのモリ打ち漁師たちは最も尊敬される存在だ。年間10頭獲れれば村人全員が暮らしていける。村人を食べさせるために命を賭けて鯨に挑む男たちとそれを支える女たち。ラマファを夢見る少年エーメン。おとぎ話のような平和な村に、ある日大事件が起こった。
2018年、ラマファのひとり、ベンジャミンが漁の最中に命を落とした。家族も村民も深い悲しみに暮れた。
父で舟作りの名人・イグナシウスはバラバラになりそうな家族の結束の象徴として、息子のデモと伝統の鯨舟を作り直すことを決心。「鯨舟は生きている。だから釘は刺せない。設計図もスケールも使わない。魂と会話しながら造るのだ」1年後、彼らの新しい舟はまだ見ぬ鯨を目指し大海に漕ぎ出す。
監督:石川梵 配給:Bonfilm
2021年/113分/日本
予告編: https://youtu.be/_WIJsJDe_yE
公式サイト: https://lastwhaler.com/
【石川梵監督プロフィール】
ネパール地震を描いた「世界でいちばん美しい村」、インドネシアの生存捕鯨「くじらびと」を監督。クレイジージャーニー出演。写真集に「海人」「伊勢神宮 遷宮とその秘儀」「The Days After 東日本大震災の記憶」「くじらの子」著書は「鯨人」「祈りの大地」「伊勢神宮と祈り」他がある。
写真協会新人賞、作家賞、講談社出版文化賞他を受賞。
上映会開催決定!
WEB前売チケット発売開始!
WEB前売チケット発売開始!
くじらびと上映会 & 石川梵監督舞台挨拶
映画「くじらびと」の上映会です。
上映後に、石川梵監督の舞台挨拶があります!
【料金】
当日券:1,300円
前売券:800円(WEB前売のみです。こちらからご購入ください)
高校生以下無料
【日時】
2022年12月10日(土曜日)
13:30開場
14:00上映開始
上映時間 113分(〜16:00ごろ)
石川梵監督舞台挨拶 30分(〜16:30)
【会場】
アクティブライフ井原 メルヘンホール
〒715-0014 岡山県井原市七日市町12-1
https://goo.gl/maps/jPTyB8gTJjCw17bG6
【主催】
一般社団法人 未来野良
ホームページ:https://www.miranora.org/top
石川梵監督
これまでの取り組み
みん映2022
「くじらびと」本上映までの取り組みを
時系列でレポートします
2022.07.03 試写会(その1)を開催
試写会概要
【日時】2022年7月3日(日曜日)12:45開場 13:00上映開始。上映時間 113分(~15:00ごろ)。交流時間 60分(~16:00)。
【会場】アクティブライフ井原 4階視聴覚ホール 〒715-0014 岡山県井原市七日市町12-1 https://goo.gl/maps/jPTyB8gTJjCw17bG6
【定員】 30人
【参加料】 無料
《この試写会のポイント》
今回の上映会は招待券(無料)がないと参加できないことにしました。
地域のお店などに招待券付きチラシを置いていただき、試写会告知の協力をしていただきました。映画を見るだけでなく、地域にあるお店(コロナで苦戦している飲食店を含む)に足を運んでいただき、上映会までのプロセスも地域活性化につながればと考えた方法です。おかげさまで満員御礼!でした!
◎招待券(無料)付きチラシの取扱場所
・本屋アンラーン(福山市東深津町)
・ノリノリや(井原市)
・にじのはしカフェ(井原市)
・スマイル美容室(井原市芳井町)
・アルデバラン(笠岡市甲弩)
・こめじるし(井原市芳井町)
・パナデリアトリゴ(福山市千田町)
・Life3091(笠岡市吉田)
・海猫(井原市美星町)
・ile naturelle (井原市美星町)
・CoffeeRoastery.Slow(井原市美星町)
・Tanacafé(笠岡市笠岡)
・元浜倉庫焙煎所(浅口市寄島町)
・塩飽笑店(井原市野上町)
・くにさだ助産院(笠岡市新賀)
ゆるっと企画会議
試写上映後の交流時間で、会場に残ってくださった観客の方と「今後の映画会づくり」の企画会議をゆるっとやりました。
「今年中に本上映をしたい」
「上映までの楽しみを膨らませる仕掛けがほしい」
スタッフのそんな思いを聞いていただき、いろんなアイデアを頂きました。
昨年のみん映でもお世話になった「いばらアートループ商店街」の関係者の方が、今年も商店街のイベント内で何かやってみないかと、声をかけていただき、こちらでも進めていくことになりました。
2022.8 宣伝制作班結成!
10月のアートループでくじらびと予告編ブースを設置し、宣伝用のアート看板(?)を作ることになりました。制作メンバーにはスタッフの子ども(中高生)とその友だちが加わり、宣伝制作班が結成されました。
試写会(その1)後のゆるっと企画会議で「看板やオブジェなどを作っても上映後にゴミにならないような工夫がほしいね」という意見があり、そこはメンバーも共感するところでした。また、高校生から「高価な材料、高度な技術や完成度を必要としない、誰でもが制作に関われるのがいい」という意見も。
2022.9.1 展覧会でヒント探し
やかげ郷土美術館の特別展「本濃研太ダンボール彫刻展~僕たち動物たち~」にヒントを求めて、制作メンバーで研修に行きました。いきいきした動物たちや自由にダンボールを構成する技術の高さに感心しました。
ダンボール素材もいいね。。
2022.9.13-22 瀬戸内海で素材集め
「『くじらびと』は海の話だから、海の素材を探しに行こう!」という学生メンバーの発案で、瀬戸内海沿岸各地の砂浜へ貝殻拾いに行きました。身近な海にはクジラもラマファもいませんでしたが、この海の向こうに映画の登場人物たちが暮らしている島があるんだと思うと胸が熱くなりました。
沙美海岸(倉敷市)
神島外浦(笠岡市)
神島水道(笠岡市)
鞆の浦(福山市)
2022.10.07 看板等制作メンバー募集&試写会(その2)
学生メンバーが「学校を通して「ボランティア活動」としてメンバーを募集したらどうか?」と発案してくれ、さらに自ら担当の先生に掛け合うという積極ぶり。すぐに大人メンバーが学校にアポを取り相談しました。「映画を観て参加するかどうか考えてもらうのがいいかも、学校内で試写会させてもらえたら」という無茶振りに「いいですね!」と担当の先生。
ということで、試写会(その2)も無事開催しました。急な告知と、放課後に観たい人だけ、ということでしたが、生徒5名、先生2名の参加がありました。
看板等制作メンバーは本上映まで随時募集を継続ということに。
2022.10.16,22,23「いばらアートループ商店街」で予告編ブース!
いばらアートループ商店街
いばらアートループ商店街は井原の商店街を会場に、空き店舗などを活用して開催されるアートイベントです。2022/10/16,22,23に開催。
みん映は、昨年このイベントで「見たい映画の投票ブース」で参加しました。
今年はもちろん「くじらびと」の宣伝ブースです。プロジェクターで予告編を流しました。
井原はデニムのまち。いばらデニムストリートの体験型デニムショップ「おのはなこ商店」さんに相談に乗っていただき入手した大きなデニム生地で、映画に出てくるマッコウクジラの尾鰭(おびれ)を形作ってみました。
映画の中のクジラと人の大きさや、井原図書館の資料をもとに実物大を推定して作ってみたら、自分たちもびっくり「こんなに大きいの!?」
胴体はぎりぎり建物(旧パチンコ店)に入るくらいと思われます。
「それを想像するのもまた楽しいですね」と来場された方のコメント。確かに!
瀬戸内の海岸で、潮の香りに包まれて波の音を聞きながら拾った貝殻(バケツ2杯分)を自由に置いて遊べるスペースも作りました。
ブルーシートに貝殻の白さがきれいに映えていました。ただ置いてみることでイメージを作るという作業も誰でもできて楽しいものでした。宣伝制作チームの活動はまだまだ続きます。